「きいろい象」 夫婦の形

監督 廣木隆一

<あらすじ>
周囲の生き物たちの声が聞こえる能力を持つ天真爛漫(らんまん)な妻の“ツマ”こと妻利愛子(宮崎あおい)と、背中に入れ墨のある売れない小説家・“ムコ”こと無辜歩(向井理)は、出会ってからたちまち結婚。二人とも互いに言えない秘密を抱えていたが、至って平穏な日常を送っていた。そんなある日、ムコに差出人不明の手紙が届いたことから、二人の関係にさざ波が立ち始める。

<感想>
「ツマ」「ムコ」という変な呼び名や動植物の声が聞こえる(聞こえているのがツマだけだということがしばらくわからない)ことから、やや取っつきにくい印象で始まる。

でも、これはよくある夫婦の物語だ。出会った当日に結婚を決めるなど、誇張されてはいるが、子どものころからずっとつきあって、結婚というカップル(もいるけど)でもない限り、お互いの過去のすべては知っているわけではない。忘れられない異性の思い出を抱えているなら、それは隠し通す方が礼儀にかなっているかも知れない。
ちょっとしたきっかけで夫婦の関係がぎくしゃくし、それを乗り越えたところで夫婦関係は新しい段階に入る。あくまでも新しい段階であって、もとの関係ではない。

そんなふうに夫婦というものについて考えさせられる作品だった。

宮崎あおいが良い。役者にとって、こういうエキセントリックな役は作りやすいとは思うが、これだけ目で感情を表現できる役者はそういないだろう。
向井理はいつもと同じではあるが、この役はこれで良いのだろうと思う。

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