「SPEC~天」 理屈はいらないです

監督 堤幸彦

あらすじ
通常の捜査では解決できない特殊な事件を専門に扱う「警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係」通称「未詳(ミショウ)」の特別捜査官、当麻紗綾(戸田恵梨香)と瀬文焚流(加瀬亮)。
海上のクルーザーから大量のミイラ死体が発見される事件が発生。新たなスペックホルダーの関与が疑われる。

感想
はまる人とそうでない人がはっきりわかれるだろうけど、テレビシリーズからしっかりはまってしまった私には「待ちに待った」劇場版。

テレビシリーズ(起)が意味不明な終わり方をして、エンディングでご丁寧にも当麻と瀬文が「続編はねえぞ」「映画化はねえからな」と念押しまでしていたのに、スペシャルドラマ(翔)で続編が公開され、今回の映画化と、やっぱり意味が不明。

戸田恵梨香は少し顔が変わった(大人になった?)感じがして、テレビシリーズの頃の方が可愛かったなあ、という第一印象を持ったのだけど、始まってしまえば違和感もなく、相変わらずタフでぶっきらぼうな瀬文とともにSPECワールドに連れて行ってくれる。
何でもかんでもスペック(超能力)で片付けてしまう乱暴さとかわかる人しか笑えない小ネタとか、たぶん好みが分かれるところだと思う。これは好みの問題であって、理屈ではないですね。

劇場作品なので、テレビシリーズとの連続性はやや薄められている感じではあるけど、やはりテレビシリーズとスペシャルドラマを観てからの方が楽しめるだろう。
今回初登場の浅野ゆう子や伊藤淳史が楽しそうに演じていて、伊藤淳史の役名がそのまま「伊藤淳史」なのが笑える。最高なのは栗山千秋。瀬文のことを「タケール」と呼ぶ登場シーンから、謎めいていてカッコいいのにちょっと変な特務班員を演じている。瀬文の元恋人である彼女に当麻が微妙な嫉妬心を持ったり、瀬文が身体を張って当麻を守ろうとしたり、という展開が、この破天荒なドラマに良い意味でのまともさを持たせているように感じる。

オープニングは2014年とクレジットされる。その荒涼とした風景に「あれっ、今何年だっけ?」と考えて、わずか2年後のことだと気がつくのに少し時間がかかっている間に、話は2012年に戻って・・・と実は初めから混乱してしまったのだけど、まああまり難しく考えてもしかたないです。「SPEC」を楽しむのに理屈はいらないです。

"「SPEC~天」 理屈はいらないです" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント